「経営陣がクリエイティブに関心がある組織」はやっぱり強い?インハウス歴25年以上の先輩と考える

今回は、

前回

に続き、HENNGEのデザインマネジメントセクションのマネージャーであり、インハウスクリエイターの先輩でもある鏡さんとの対談です。

鏡さんはHENNGEに25年以上在籍しているベテランクリエイターで、現在はデザインマネジメントセクションのマネージャーとして活躍されています。

前回は鏡さんがインハウスクリエイターになったきっかけ、クリエイターの評価などについて語っていただきました。今回も、AIとデザインの話、またHENNGEの経営においてインハウスのデザイナーがどんな役割を果たしてきたかなど、ベテランの視点から聞かせていただきました。

写真 人物 HENNGE デザインマネジメントセクションのマネージャー 鏡雅好さん、筆者。

(左から)HENNGE デザインマネジメントセクションのマネージャー 鏡雅好さん、筆者。

デザイン組織にAIをどう組み込むか

古野

:クリエイターの評価基準の話でいうと、AIをどう使いこなしていくかのスキルも必要になってくると思うんですが、AIの活用についてはどう考えていますか?

:AIやテクノロジーの活用について、現時点ではAIをクリエイティブな作業にすぐ取り入れる予定はありませんが、今後の進化に注目し、適切なタイミングでの活用を検討しています。

現在のAIはまだ発展途上で、特化型AIがさまざまな分野で急速に進化しているものの、業務に取り入れるには割り切りが必要だと考えています。AIはブランディングやデザインの領域ではまだ実験的な側面が強く、現状ではHENNGE のクリエイティブ・ワークフローに完全に適合する段階には至っていないと感じています。

続きを読むには無料会員登録が必要です。

残り 2275 / 2855 文字

KAIGI IDにログインすると、すべての記事が無料で読み放題となります。

登録に必要な情報は簡単な5項目のみとなります

「AdverTimes. (アドタイ)」の記事はすべて無料です

会員登録により、興味に合った記事や情報をお届けします

古野照雄(HENNGE クリエイティブディレクター)
古野照雄(HENNGE クリエイティブディレクター)

広告プロダクション、外資系広告会社を経て、2023年にHENNGEのクリエイティブディレクターに就任。デザイン戦略やブランド構築を担当。同社のメインプロダクトであるHENNGE Oneのリブランディングや、ユーザーコミュニケーションを向上させるデザインプロジェクトを手がける。

古野照雄(HENNGE クリエイティブディレクター)

広告プロダクション、外資系広告会社を経て、2023年にHENNGEのクリエイティブディレクターに就任。デザイン戦略やブランド構築を担当。同社のメインプロダクトであるHENNGE Oneのリブランディングや、ユーザーコミュニケーションを向上させるデザインプロジェクトを手がける。

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

このコラムを読んだ方におススメのコラム

    タイアップ