世界最大級の広告賞「カンヌライオンズ」の若手向けコンペ「ヤングカンヌ」の国内予選を通過し、PR部門の日本代表として本選に出場するも入賞を逃した電通の厚木麻耶さん、東加奈子さん。
では、予選を通過するまでの戦略、準備したことなどを振り返ってもらった。
後篇となる本記事では、ヤングカンヌPR部門の日本代表に選出されてから本選までの期間に準備したこと、本選の戦いで得た気付き、また入賞を逃した自身の作品の振り返りとゴールドを受賞したシンガポールのチームが評価されたポイントなどをお届けする。
準備篇 模擬練習とフィードバックで力を付ける
皆さんこんにちは。後篇は営業の東が担当します!
代表に選出いただいてから半年間、私たちはとにかく何度も模擬練習を繰り返しました。オリエンから企画提出までにかけられる日数が1週間の国内予選とは異なり、カンヌ予選のタイムリミットは24時間。
時間の使い方はもちろん、意思決定のスピードも全く異なります。過去問を使った練習を行うなどして時間の使い方や、「どれだけ苦戦しても、企画書を作り切る力」を身につけました。
実際に24時間でいくつかの企画を制作した。
半年間でもっとも学びが大きかったのは、模擬練習の企画に対して社内外の先輩方からいただいたフィードバックです。
