【対談】500万フォロワーへのリーチを実現!サントリー公式Xのボジョレー ヌーヴォー拡散施策

前回の記事では、サントリーホールディングスの公式SNSアカウントの運用目的の考え方、定量定性のKPI設計、体制づくりなどについてお伺いしました。今回は引き続き、宣伝部の黒岩太輝氏よりSNSで成果が出た具体的な施策と成功のポイントについてお話しいただきます。

写真 人物 武内さん、黒岩さん

武内:それでは続いて、サントリー公式X(旧Twitter)アカウントの具体的な運用内容についてお伺いしていきたいです。

黒岩:サントリーXからは、主に新商品情報やキャンペーン、広告コミュニケーションについて投稿しています。特にそのうちの一つの「新商品情報」について、以前は写真で商品を撮影した投稿を行っていました。

その投稿では一部の人気商品は拡散されやすいのですが、まったくの新しい商品などお客様に馴染みのない商品に関しては、インプレッションやエンゲージメントが伸びづらいという悩みがありました。NAVICUSと協業してからは「新商品投稿」の改善に着手し、お客様に楽しんでいただきながら商品の特徴や魅力をお伝えできる現在の形式になりました。形式を変更してからは平均インプレッション数が改善前の約2倍になり、より多くのお客様に新商品の事をお知らせできるようになりました。

事例紹介:ボジョレー ヌーヴォーの企業コラボ施策

武内:特に印象に残っているSNS施策についてご紹介いただけますか?

黒岩:ご存じの方も多いと思うのですが、毎年11月にワインの「ボジョレー ヌーヴォー」が解禁され、その年のボジョレーが販売開始されます。「ボジョレー解禁」についてSNSでも話題化したいという要望が社内からあり、NAVICUSの皆さんとご相談し、話題化施策を実施しました。

武内:こちらの施策は、今までになくチャレンジングな取り組みだったと社内でも評判だったと伺っていますが、どういった点が評価されたのでしょうか?

黒岩:今回のボジョレー ヌーヴォーの話題化施策では、「キャンペーン」「盛り上げ投稿」「企業コラボ投稿」などの複数の手段を用いて、いろんな方々にアピールできるように実施いたしました。「キャンペーン」については「解禁日」というモーメントを「お祭り」と捉え、ワインユーザーよりもさらに広い方々に訴求できるように、拡散性の高い手法を用いて実施いたしました。

結果、キャンペーンタグ「#今年のボジョレー飲みたい」についてXのトレンドにランクインをさせることができ、多くの方に「ボジョレー解禁」のモーメントをお伝えすることができました。

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武内 一矢(NAVICUS 代表取締役)
武内 一矢(NAVICUS 代表取締役)

早稲田大学卒業後、Q&AコミュニティサービスOKWAVEを運営するオウケイウェイヴに入社。X(当時:Twitter)などSNSを活用した企画を担当。その後、ディー・エヌ・エー、ふるさと納税ポータルサイト大手「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクなどを経て、2018年、コミュニティ・SNSマーケティング支援を行うNAVICUS(ナビカス)を設立、代表取締役に就任。2022年10月、九州を中心にWebマーケティング支援を行うNAVICUS九州のCMOに就任。2023年12月よりPR TIMESのグループ会社となり、広報面のサポートも加えた幅広いコミュニケーション支援体制構築に向け邁進中。

武内 一矢(NAVICUS 代表取締役)

早稲田大学卒業後、Q&AコミュニティサービスOKWAVEを運営するオウケイウェイヴに入社。X(当時:Twitter)などSNSを活用した企画を担当。その後、ディー・エヌ・エー、ふるさと納税ポータルサイト大手「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクなどを経て、2018年、コミュニティ・SNSマーケティング支援を行うNAVICUS(ナビカス)を設立、代表取締役に就任。2022年10月、九州を中心にWebマーケティング支援を行うNAVICUS九州のCMOに就任。2023年12月よりPR TIMESのグループ会社となり、広報面のサポートも加えた幅広いコミュニケーション支援体制構築に向け邁進中。

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