SNS運用は運用チームづくりが全て!求められるスキルセットとマインドセットとは

NAVICUSの武内です。「社内のSNS運用チームを、どう組成したら良いか」というご質問を、非常に多くいただきます。今回は、SNS運用チームが行うべき業務と、どんなスキルセット・マインドセットの人材を配置すると良いのかについて解説します。

まずはSNS運用チームの役割を整理しよう

企業がSNS運用に取り組む際の役割を大きく分けると、以下のようになります。

1.戦略策定
SNS運用の方向性、ゴール・KPIを設定

 

2.プロジェクトマネジメント
担当者の役割分担やリソース配分を考え、チームを統括

 

3.コンテンツの実制作(テキスト)
投稿で使用する文章を検討し制作

 

4.コンテンツの実制作(画像、動画)
投稿で使用する画像や動画を検討し制作

 

5.キャンペーン企画制作
通常のコンテンツと別で、認知や集客などを目的としたキャンペーンを企画制作

 

6.コンテンツ監修(リスク、権利関係での確認)
法的観点、コンプライアンス観点でのコンテンツのチェック

 

7.データ分析
施策を定量・定性的に分析し、以降の施策への示唆を出す

 

(その他実施する場合)
・広告運用
・インフルエンサー担当窓口
・翻訳、ローカライズ

列挙すると、意外と役割が多いですね。全てを1人で実施している企業もいらっしゃると思いますが、まず前提として「全て1人でやるのはかなり大変!」ということはご理解いただければと思います。別業務との兼務だったらなおさらです。

SNS運用の理想的なチーム編成例

理想的なチーム体制は、例えば以下のようなイメージです。

上流整理を行う上司Aさんの役割:
1.戦略策定
2.プロジェクトマネジメント
6.コンテンツ監修(リスク、権利関係での確認)

 

現場実行者の部下Bさんの役割:
3.コンテンツの実制作(テキスト)
5.キャンペーン企画制作
7.データ分析

 

デザイナーCさんの役割:
4.コンテンツの実制作(画像、動画)

現場実行者がなるべくコンテンツ制作に集中できる状態をつくる、コンテンツ監修とコンテンツの実制作は担当を分ける(ダブルチェックを機能させるため)といった部分がポイントです。また、戦略策定は運用の成功失敗を大きく左右する要素なので、社内での立案が難しい場合は外部の支援会社を頼ることも選択肢に入れることをオススメします。

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武内 一矢(NAVICUS 代表取締役)
武内 一矢(NAVICUS 代表取締役)

早稲田大学卒業後、Q&AコミュニティサービスOKWAVEを運営するオウケイウェイヴに入社。X(当時:Twitter)などSNSを活用した企画を担当。その後、ディー・エヌ・エー、ふるさと納税ポータルサイト大手「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクなどを経て、2018年、コミュニティ・SNSマーケティング支援を行うNAVICUS(ナビカス)を設立、代表取締役に就任。2022年10月、九州を中心にWebマーケティング支援を行うNAVICUS九州のCMOに就任。2023年12月よりPR TIMESのグループ会社となり、広報面のサポートも加えた幅広いコミュニケーション支援体制構築に向け邁進中。

武内 一矢(NAVICUS 代表取締役)

早稲田大学卒業後、Q&AコミュニティサービスOKWAVEを運営するオウケイウェイヴに入社。X(当時:Twitter)などSNSを活用した企画を担当。その後、ディー・エヌ・エー、ふるさと納税ポータルサイト大手「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクなどを経て、2018年、コミュニティ・SNSマーケティング支援を行うNAVICUS(ナビカス)を設立、代表取締役に就任。2022年10月、九州を中心にWebマーケティング支援を行うNAVICUS九州のCMOに就任。2023年12月よりPR TIMESのグループ会社となり、広報面のサポートも加えた幅広いコミュニケーション支援体制構築に向け邁進中。

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