アドタイでは、当社が刊行した書籍の内容と性格を感じていただけるよう、「はじめに」や識者による本の解説を掲載しています。今回は、9月27日に発売した新刊『企業が成長し続けるための7つのステップ パーパスの浸透と実践』(齊藤三希子著)の「はじめに」を紹介します。
- パーパスを策定したけれど、この先どうしたら良いのかわからない
- パーパスを策定したことに満足してしまい画餅になっている
- これからパーパスを策定する予定だけれど、浸透、実践につなげるための方策を知りたい
- パーパスってバズワードっぽいけど、本当に意味あるの?
- 従業員全員で同じ方向を目指していきたいが、方法がわからない
この本を手に取っていただき、ありがとうございます。きっと皆さんには、このような課題があり、本書『パーパスの浸透と実践』を読んでみよう、と思われたのでしょう。これは、パーパスをすでに策定した、もしくはこれから策定する予定があるものの、その後の浸透方法に迷っている実務担当者の皆さんに向けて書かれたものです。企業のパーパスを明確にすることは重要ですが、その後のステップである浸透と実践こそが、企業全体を持続可能で成長し続けるグレートな組織へと導く鍵となります。
また、これからパーパスを策定する組織の方には、単にパーパスを策定するだけでなく、その策定プロセス自体も浸透の第一歩であるという視点を持っていただけると、その後の浸透活動がスムーズに進めやすくなります。パーパスの策定は終わりではなく、スタート地点にすぎません。例えば、パーパスの策定時にアンケートを実施することで、参加した従業員の「コミットした感」を醸成することにつながります。策定段階から組織全体を巻き込み、全従業員が共感し理解するプロセスを構築することが、後の浸透を円滑にするためには、極めて重要です。もしこれからパーパスを策定しようとする組織の方がいらっしゃったら、浸透、実践の視点を持って策定に取り組まれると高い効果を得られるでしょう。
