広報、マーケティングなどコミュニケーションビジネスの世界には多様な「専門の仕事」があります。人事異動も多い日本企業の場合、専門職としてのキャリアを積もうとした場合、自分なりのキャリアプランも必要とされます。現在、企業のなかで広報職として活躍する人たちは、どのように自分のキャリアプランを考えていたのでしょうか。横のつながりも多い広報の世界。本コラムではリレー形式で、「広報の仕事とキャリア」をテーマにバトンをつないでいただきます。クックビズの社長室 マネージャーの中西由美子さんからの紹介で今回、登場するのはプレシャスパートナーズの北野由佳理さんです。
Q1: 現在の仕事の内容は?
私は、採用コンサルティング事業を行うプレシャスパートナーズにて、マーケティングと広報の部署を管轄し、広報担当として社内外への情報発信やブランドイメージの向上を担っています。2017年に広報職に就いて以来、「ひとり広報」として広報活動全般を担当してきました。入社当初のプレシャスパートナーズは25名規模の組織でしたが、現在では180名規模の企業へと成長しています。この変化に伴い、広報PRの役割も企業や事業フェーズに合わせて変化し、現在では「話題づくり」から「価値づくり」が重要であると実感しています。
Q2: これまでの職歴は?
2013年に新卒でプレシャスパートナーズに入社し、営業職としてキャリアをスタートしました。主に大手企業を中心に、アルバイト・パート領域の採用コンサルティング営業を経験し、その後、2017年4月に広報部の立ち上げに伴い異動しました。
Q3: 転職や社内異動などに際して、強く意識したこととは?
営業から広報にジョブチェンジした際、まずは各部署において広報が必要な存在だと認識されるよう、貢献することを意識して行動しました。広報の仕事は多くの部署の協力が不可欠なため、日頃から良好な関係を築き、信頼を得ることが重要です。そのため、以下の3点を常に意識して行動しました。