東京アートディレクターズクラブ(ADC)による2024年度のADC賞の審査結果が11月1日、発表された。本年度は2023年6月から2024年5月までに日本国内にて発表、使用、掲載された作品が対象となっている。
今年、応募総数約6000点の中からグランプリに選ばれたのは、岡崎智弘さんの個展「STUDY」(クリエイションギャラリーG8、2023年6月開催)の映像、展示だ。
岡崎智弘さんの個展「STUDY」の映像、展示。
NHKの番組コンテンツ映像「デザインあneo あのテーマ」の第25回亀倉雄策賞受賞を記念し開催された展覧会において、マッチ棒を使って撮影したコマ撮りアニメーションのシリーズ映像作品と展示が高く評価された。
ADC賞とは、優れた日本のアートディレクション作品を幅広く募集し称える賞。今回の審査員長は永井裕明氏が務めた。審査は東京ADCの全会員によって行われる。受賞作品などを一斉に展示する「日本のアートディレクション展2024」は、11月1日から30日にかけて、東京・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催されている。
ADCグランプリ以下、各賞の受賞作品は以下のとおり。
ADC会員賞
● 三澤遥 個展
「Just by | だけ しか たった」
( クリエイションギャラリーG8)の展示
三澤遥(アートディレクター)
● 多摩美術大学
「オープンキャンパス2023」のVI
大貫卓也(アートディレクター)
● 大塚製薬
「カロリーメイト」のポスター、コマーシャルフィルム
榎本卓朗(アートディレクター)
ADC制作者賞(ADC会員賞の制作スタッフに授与)
田中嗣久(フィルムディレクター)
福部明浩(クリエイティブディレクター、コピーライター)
中田みのり(プランナー)
ADC 賞
● 沖縄セルラー
「わたしたちが、絶滅危惧種になるまえに。」の新聞広告
江波戸李生(アートディレクター)
野崎賢一(クリエイティブディレクター、コピーライター)
山田博之(イラストレーター)
● 炭平旅館
「うかわ」のパッケージデザイン、ロゴタイプ
藤田佳子(アートディレクター)
寺島響水(カリグラファー)
マリア・メデム(イラストレーター)
● メリーチョコレートカムパニー
「RURU MARY’S」のパッケージデザイン、空間デザイン







