森永乳業のアイスブランド「ピノ」は、「ピノTV」と題したキャンペーンを10月上旬から開始した。
「ピノTV」はパッケージのフタ裏に記載されたQRコードをスマートフォンで読み込むことで、オリジナルの番組(約5分)を視聴できる施策。10月上旬より番組にアクセスできる「ピノTV」パッケージ(全7種)に切り替え、期間限定で発売している。
アーアー、テスト
こちらピノテレビ…
こちらピノテレビ…#ピノTV pic.twitter.com/XId17cbECO— pino(ピノ)/ 森永乳業 (@morinaga_pino) October 9, 2024
これまでも、パッケージを用いてさまざまなコンテンツやゲームとのコラボレーション戦略を展開してきたピノ。今回は、全国各地の 7つのテレビ局とのコラボレーションを実現し、「ピノ」をテーマにしたバラエティ番組やワイドショー、恋愛ドラマ、ニュース、歌番組など、さまざまなジャンルの番組を制作している。テレビ局とアイスブランドのコラボという今回の企画は、どのように始まったのだろうか。
「楽しいアイスを目指しているピノ。 ピノを読み込んだらゲームができる『ピノゲー』、ゲームに生成AIを組み合わせて多人数で楽しくプレイできるようにした『みんなでピノゲー』ときて、さらにワクワクする体験をというオリエンがきました」と、クリエイティブディレクター 尾上永晃氏。
「箱のサイズ感の持つシズルや、開けると何かが起きそうなワクワク感の両方を満たすものとしてテレビはどうかという案が出ました。それも力道山の時代のような、とりあえずつけたら何か楽しいことが始まるテレビ。映像だったらネットでいくらでも見られるので、テレビ局と組む必要があると考えました。そして、何が始まるか分からないけれど気になる番組を作るパートナーとして、全国のテレビ局と番組を作ろうと。というのも、見逃し配信プラットフォームの影響でキー局とローカル局の垣根がなくなり、テレビそのものの垣根もなくなってきています。こうした流れの中で、ローカル番組が跳ねるケースが増えています。その感じがテレビ黎明期っぽいのではないかと思ったためです」
今回の施策では、期間限定で発売されたピノのパッケージのふた裏にQRコードがついており、QRコードをスマホで読み込み、箱の認証を行うと番組が始まる仕組みになっている。今回公開されているのは、HBC(北海道放送)によるトークバラエティ「ピノ談!」、khb(東日本放送)によるワイドショー「突撃!ピノほんわかTV」、TVK(テレビ神奈川)による恋愛ドラマ「ピノ恋」、メ~テレ(名古屋テレビ)による音楽番組「ピノ歌謡祭」、TVO(テレビ大阪)による怪談番組「初ピノ怪談」、HOME(広島ホームテレビ)によるニュース番組「ピノNEWS」、FBS(福岡放送)検証バラエティ「ピノくん。」の7本。いずれも「ピノ」をテーマにしており、ピノならではの楽しさや魅力を番組に詰め込んでいる。さらに、各番組は数回内容が更新されるため、次回のコンテンツを待つ楽しみやワクワク感も持ち合わせた企画になっている。
