ヒガシマル醤油は11月18日、同社製品「うどんスープ」60周年を記念して「ヒガシマルは東にハマりたい」作戦を開始。関東でさらなるファンづくりに取り組むため、“東(ひがし)”から始まる28駅に加え、東京駅と大阪・西梅田駅に広告を掲出した。期間は12月1日まで。
関西で強く支持されているヒガシマル醤油のうどんスープだが、同社によると、関東での販売食数は日本全体の約18%にとどまっていることに課題を感じていたという。そのため今回、社名にちなんだ「東」に狙いを絞った地域密着施策を展開した。
“東(ひがし)”から始まる駅に掲出された広告。右は「東尾久三丁目」駅付近の電柱に掲出されたもの。
本企画では、西は埼玉目前の「東青梅」駅、東はあと10kmほどで千葉という立地の「東大島」駅まで、その土地ならではの“推しコピー”を記載した広告を掲出。各エリアならではのモチーフを取り入れたご当地バージョンのキャラクターも描かれた。ポスターなど広告物を掲出できるスペースのない「東尾久三丁目」駅と「東福生」駅は、代替案として駅付近の電柱に掲出している。
ヒガシマルのうどんスープといえば「♪きつね~月見~天ぷら~…」のCMソングが有名だが、今回の企画では同CMソングが想起される表現は登場しない。その意図についてヒガシマル醤油の担当者は「キャラクターを使用したCMは2011年から放送しており大切な資産であるものの、情報収集や発信の手段が多様化する中、新しい取り組みにチャレンジする必要性を感じていた」と話す。

