小学生向けスキンケア市場を開拓 子どもの声を反映させた新商品、ファンケル

5000人分の無料モニターで、保護者同士の口コミ狙う

ファンケルは12月17日、同社初の小学生向けスキンケアシリーズ「クリアアップ」を発売する。小学生のスキンケア習慣の定着を図り、将来の「肌不調」を予防する。新商品は私立桐蔭学園小学校(神奈川県横浜市)の児童の意見を反映。倒れにくく、押しやすい容器を採用するなど「キッズフレンドリー設計」で、子どもがスキンケアを続けやすい仕様にこだわった。

写真 人物 ファンケル執行役員 化粧品事業本部長の堂下亮氏

ファンケル執行役員 化粧品事業本部長の堂下亮氏

発売するのは「クリアアップ 泡洗顔料<医薬部外品>」(税込1320円)、「クリアアップ ジェルミルク<医薬部外品>」(税込1320円)。通信販売と直営店舗で販売。12月4日から、ファンケルオンライン、一部直営店舗、楽天で先行発売を開始した。

今回の新商品は「子どもの頃からスキンケア習慣を持つことで、将来の肌不調に後悔する人を一人でも減らしたい」という若手従業員の思いをきっかけに開発された。「プレ思春期」と言われる9歳から12歳までの子どもは肌の見た目がきれいなこともあって、親子共にケア意識が弱くなりがちで、同社によると小学生のスキンケア利用率は約2割だという。

写真 人物 集合 桐蔭学園小学校の児童

桐蔭学園小学校の児童

子どもの肌に関する知見を得るため、機器測定や独自の肌測定方法「角層バイオマーカー」を用いて幼児期から思春期にかけて肌の調査を実施。結果、小学生の肌は外見上きれいに見えても、水分と油分のバランスが悪く、水分量が大人の約3分の1、皮脂量は約5分の1で、肌のトラブルが起きやすいことが分かった。

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