経営方針に沿った戦略を立案・実行し、企業価値の最大化を目指す広報でありたい(M&Aクラウド・細山加央里氏)

広報、マーケティングなどコミュニケーションビジネスの世界には多様な「専門の仕事」があります。人事異動も多い日本企業の場合、専門職としてのキャリアを積もうとした場合、自分なりのキャリアプランも必要とされます。現在、企業のなかで広報職として活躍する人たちは、どのように自分のキャリアプランを考えていたのでしょうか。横のつながりも多い広報の世界。本コラムではリレー形式で、「広報の仕事とキャリア」をテーマにバトンをつないでいただきます。Shippioの小川 晶子さんからの紹介で今回登場するのは、M&Aクラウドの細山加央里さんです。

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細山加央里氏

M&Aクラウド
広報部

大学卒業後、新卒で地元新潟のNSGグループに入社。学校現場を4年、人事部にて新卒採用を2年経験。2017年から広報担当として株式会社エアークローゼットに入社。2018年にはOKANに入社し3年半広報を担当。その他、複数のスタートアップ企業の広報部門立ち上げを経験。2022年6月より、M&Aクラウドに入社。

Q1:現在の仕事の内容とは?

「テクノロジーの力でM&Aに流通革命を」をミッションに掲げるスタートアップのM&Aクラウドで広報を担当しています。「M&Aクラウド」や「資金調達クラウド」といったプロダクトの開発・運営、専門的なスキルを持ち合わせたM&AアドバイザーによるM&A支援に加え、独立したM&Aアドバイザーの活動支援をするサービスも運営しています。

広報活動を本格始動させたのは2022年ですが、以降経営方針に沿って広報戦略を設定しチームの形も変えながら活動を進めてきました。スタートアップ広報は、早期のポジショニングが重要であることから、「M&Aプラットフォーマー」かつ「スタートアップM&Aが得意」というメッセージはぶらさずに継続して発信しています。

M&Aという秘匿性の高い情報を扱うことから、情報の整理や発信タイミングの確認は、事業部やお客さまと密に連携しています。また、メディア関係者の方とのコミュニケーションでは、当社の取り組みを理解いただきつつ、時事ネタや業界ニュースも交えながら、そのメディアと読者の方にとって価値のある情報を提供することを意識しています。

Q2:これまでの職歴は?

大学卒業後、地元新潟の企業にUターン就職しました。地方創生を軸に40法人以上を多角的に展開するグループ企業で、私は学校法人の学生募集担当として配属になりました。広報業務から学生課業務まで幅広く業務に従事しました。4年間現場を経験した後に、人事部へ異動となり新卒採用がメイン業務に。当時、各法人別の採用からグループ一括採用に切り替わるタイミングであったため、プロジェクトメンバーとして新しい採用スキームの構築に携わりました。課題の抽出から戦略の立案やKPIの設定、施策の選定や実行。各法人の人事担当者と連携しながら高い目標に向かうプロセスは、とても貴重な経験でした。

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