富士ミネラルウォーター、誕生95年目でアルミボトル缶発売 デザイン・ロゴも一新

富士ミネラルウォーターは1月29日、プラスチックごみの削減に貢献するアルミボトル缶容器の「富士ミネラルウォーター」を発売する。

写真 商品・製品 アルミ缶の「富士ミネラルウォーター」
写真 商品・製品 アルミ缶の「富士ミネラルウォーター」

アルミ缶の「富士ミネラルウォーター」。

「富士ミネラルウォーター」は、炭酸を含まない日本初のミネラルウォーターとして95年前に誕生した商品。発売以来、リターナブルびんを皮切りに、プラスチック使用量を約75%削減する紙パックなど、自然環境に配慮した取り組みを推進してきた。

富士ミネラルウォーターの担当者は、今回の企画意図について「当社の次の100年に向けたリブランディングプロジェクトの第1弾商品として『アルミボトル缶』を発売することになった」と話す。

「富士ミネラルウォーターを象徴するデザインである『アーチと富士山』ですが、特に、主役である富士山を引き立たせるアーチにおいては、その歴史の長さゆえに細部の表現や色などにバラツキがありました。そのため今回は、その歴史を紐解いた上で『アルミボトル缶』用にデザインをすべて描き直しています。1960年代に販売されたスチール缶も参考にしつつ、新しいデザインでボトルを一周するという今までにないパッケージが完成しました」(担当者)。

今回発売するアルミ缶のリサイクル率は97.5%、缶から缶への水平リサイクル率も73.8%との試算が出ている。アルミボトル缶のデザインは「富士ミネラルウォーター」の象徴であるアーチ越しの富士山はそのままに、1960年頃に販売したスチール缶のデザインを踏襲した。

また、「アルミボトル缶」ではリニューアルされた「FUJI MINERAL WATER」のブランドロゴが使用。今後、各種商品や販促物等にも新しいロゴを使用していく。

「新たなブランドロゴのデザインにおいては、『アーチと富士山』との親和性も重要視しましたが、ロゴ単体の文字の密度感など細部にこだわりを持って設計しています。カラーリングについては、日本の伝統色である『紅色』をベースに、春の富士山麓を彩る芝桜の色を少し加えた『富士紅色』を制作。今回発表したロゴも含め、ビジュアルアイデンティティの再構築を進めていきます」。

ロゴ 富士ミネラルウォーター

リニューアルされたブランドロゴ。

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