広報、マーケティングなどコミュニケーションビジネスの世界には多様な「専門の仕事」があります。人事異動も多い日本企業の場合、専門職としてのキャリアを積もうとした場合、自分なりのキャリアプランも必要とされます。現在、企業のなかで広報職として活躍する人たちは、どのように自分のキャリアプランを考えていたのでしょうか。横のつながりも多い広報の世界。本コラムではリレー形式で、「広報の仕事とキャリア」をテーマにバトンをつないでいただきます。AIメディカルサービスの谷口愛美さんからの紹介で今回登場するのは、LAPRASの大西 栄樹さんです。
Q1:現在の仕事の内容とは?
LAPRASで広報を担当しています。当社は、ハイスキルなITエンジニアと企業を最適な形でマッチングする転職サービスを運営しています。
LAPRASの特徴は、ITエンジニアのブログ、OSS活動、SNSなどを分析し、AIが自動でポートフォリオを生成する点にあります。エンジニアは、自身の技術力スコアを通じて市場価値を把握し、独自のAIによる高い満足度・納得感のある転職体験を得ることができます。企業向けには、成長意欲のあるハイスキルなエンジニアの採用支援を提供しています。
広報は私ひとりで、toC(エンジニア)とtoB(企業)それぞれのターゲットを意識してプレスリリースやSNS、オウンドメディア運営などの広報施策を展開しています。また、当社はスタートアップ企業であるため、事業状況に応じて必要な役割も変化します。現在は広報業務だけでなく、マーケティングや事業開発(BizDev)などの業務も兼務しています。
例えば、2024年はマーケイベントを軸に認知向上とリード獲得を推進しました。国内最大級のスタートアップカンファレンス「IVS2024」への協賛・イベント実施を含め、年間38本のイベントを開催しました。