「恋愛」でも「家族」でもない距離感を演出
サントリー食品インターナショナルは、ペットボトル緑茶「伊右衛門」のテレビCM「心に、京都を。春。」篇を3月3日から放映している。3月4日にリニューアルした同ブランドを訴求する狙いで、新イメージキャラクターとして俳優の奈緒と青木柚を起用した。
俳優の奈緒と青木柚を起用した新テレビCM「心に、京都を。春。」篇
「心に、京都を。春。」篇は、とある春の休日に都会で働く男性(青木)が久々に京都を訪れ、地元で陶芸家として活動する大学時代の先輩(奈緒)と再会するストーリー。桜舞う縁側で一緒にお茶を飲みながら、静やかなひとときを過ごす姿を、原由子の「花咲く旅路」に乗せて描いている。
今回のテーマは「京都に帰る」としており、京都の美しい風景を複数列挙。CMリリースの時期が春であるという点も加味し、桜をモチーフに選択した。「恋愛」でも「家族」でもない関係性を描写するため、「同じ大学に通っていた先輩と後輩」という設定にしたという。
TUGBOAT3のプランナー倉光徹治氏は「何かと大変な今の時代に、心落ち着く場所として、京都に帰る登場人物。その心情にテーマを重ね合わせた」としている。
予告編として公開した「心に、京都を。一足お先に。」篇
CMソングとして流れるのは、1991年に発表されたサザンオールスターズの原由子のソロ・アルバム「MOTHER」に収録されている「花咲く旅路」。倉光氏は「数多くの曲を検討し、全会一致でこの曲しかないという結論に至った」と話す。

