日本マクドナルドは3月18日、3年目となるキャンペーン「ティロリミックス」を開始した。今年は、Adoの『夜のピエロ』、YOASOBIの『夜に駆ける』、「ホロライブ」所属のバーチャルアイドル 星街すいせいの『ビビデバ』という3曲と、マックフライポテトが揚がった時の「ティロリ」音をマッシュアップした楽曲『ティロリミックス2025』を制作。YouTubeでミュージックビデオを公開したところ、1週間で230万回以上再生されるなど話題を呼んでいる。
ティロリミックス Ado×YOASOBI×星街すいせい
ミュージックビデオは、主人公の3人の女の子が、音楽フェスでのライブという夢に向かってバンド活動をひたむきに頑張るストーリー。過去二作で主人公のサポート役として登場した「ポテト3兄弟」が、今回も新たな姿で登場しており、マクドナルドの「若者の青春を応援したい」という想いを体現している。
主人公の3人。
ポテト3兄弟。
企画のクリエイティブディレクターを務めたのは、これまでの二作と同様に電通の佐藤雄介氏だ。今年のテーマには、「どっからでも、あがっていけ!」と掲げた。「この言葉には、“どこにいても、誰でも可能性は裏切らない”というメッセージを込めています。そのコンセプトを体現しているのが、それぞれオリジナルなやり方で駆け上がってきた3組のアーティストの皆さんです」(佐藤氏)。
ミュージックビデオ内にも登場している(左から)YOASOBI/夜に駆ける、Ado/夜のピエロ、星街すいせい/ビビデバ。
3曲のマッシュアップをするのも今回が初の試みだ。1年目の2023年はAdoの『踊』とasmiの『PAKU』、2年目の24年はYOASOBIの『群青』とVaundyの『花占い』とコラボをしていた。
ミュージックビデオ自体の制作では、「ミュージックビデオと、若者の挑戦のストーリー、そしてブランドCMという3つの要素が融合したものを目指しました」と佐藤氏。また昨年は、ミュージックビデオの中で主人公がネットの声を気にする様子が描かれたが、「今年は逆に、ネットの良さに光を当てたものを描こうと思い、企画の柱に“バーチャル”を加えました」と説明する。



