持続的な成長のためには戦略が必要
書籍の内容を一通りおさらいしたのち、戦略をマーケティングやブランディングに適用するためのアプローチを紹介し、「ターゲットとベネフィットを定めることが肝要」と述べた。
一方、戦略を立てなかったらどうなるのか。「割とありがちな事案」として、「目的を設定し、即プロモーション。売れました、あるいはダメでした、以上。翌年に、経験値はあまり残らない」というケースを指摘した。一概に否定はしないとしたものの、持続的な成長や「資源」として知識や経験を残していくためには、やはり戦略を立て、その戦略に基づいて「WHO(誰に)」、「WHAT(何を)」を規定し、その実現のためにプロモーション施策をつくり、振り返りを行うという一連のプロセスを経ることを推奨した。