CGなし・一発撮りで何を伝える?菊池風磨×ペイディCMの狙い

あと払い決済サービスのPaidy(ペイディ)は、timelesz・菊池風磨を起用した新テレビCMを、5月21日から東京など5エリアで放映している。CGを使わず、一発撮りで制作されたこの映像は、空間の見え方が次々と変わる演出が特徴だ。

Paidy(ペイディ)timelesz・菊池風磨を起用した新テレビCM

CMでは、音楽に合わせて室内を移動する菊池の動きにあわせ、スマホのスクリーンに見えたものが実は部屋の空間だったり、1枚だと思っていたコインが3枚重なっていたり、シネマスコープのように見えたものが洋服の一部だったりと、視覚の認識を裏切る展開が続く。

さらに、セット内には彼の趣味にちなんだカメラやバスケットボールなども取り入れられており、ファンが“発見する楽しみ”を感じられる仕掛けも施した。こうした演出を、リアルなセットとカメラワークのみで構成した。

制作チームがこだわったのは、「CGのように見せないリアルさ」と、「リアルすぎてブランドの世界観を壊さないバランス」。空間設計、照明、カメラ位置、演者の動きに至るまで細かく調整し、一発撮りで完成させたという。

“視覚トリック”という演出には、あと払いへの先入観をやわらげるだけでなく、“ひとつのお買い物も視点を変えれば夢につながっている”というメッセージを伝える意図が込められている。身近な買い物も、見方次第で自分らしい未来への一歩になる——そんな“意志のあるお買い物”を後押しする価値観は、Paidyが掲げる「夢に自信を、心に余裕を持てる世界を作る」というパーパスとも通じる。

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