「走り続けろ。」を描く
「交通広告のクリエイティブ面では、作品のキャッチコピー『走り続けろ。』をいかに表現するかをポイントに開発しました」と進藤氏は続ける。
「このコピーには、爆弾を仕掛けられた新幹線が“走り続ける”ことに加えて、その新幹線の運行を支える人たちを描写することで、日本のインフラを支える人たちが、仕事を止めずに“走り続けている”という意味を込めることで、『新幹線大爆破』がタイムサスペンス映画であると同時に、『お仕事映画』の側面も持っていることを訴求しています。そして、ゴールデンウイーク時期ということも考慮し、映画らしい表現も重要と考えました。そこで、グラフィックでは、イラストを使った作品のキーアートと、各キャラクターの対立する構造を描いた写真のデザインを用いました」(進藤氏)。