AI専攻の大学生が進路に迷う理由。この先危ないと思う職種とは?

若者が「未来がない」判定した企業、職種とは?

「AIによって生まれる仕事・奪われる仕事」と銘打った記事を誰もが目にしている今、Z世代の就活生Oさんが“入社ナシ”判定する企業とはいったい。

インターンシップや選考を通じての個人的な感想ではありますが、会社によってカラーは違うなと感じました。

例えば、某大手IT企業は、技術面に安心感が持てる一方で、縦割り感が強く、自身の求める、問いかけがあるようなコミュニケーションを期待できないと思いました。

一方、中小のIT企業は、大企業より問いかけのあるコミュニケーションを期待していましたが、そうではありませんでした。クライアントからの指示を受ける指示待ち、下請け感を感じてしまいました。将来的には開発担当が1人いればあとはAIに任せられる世の中になるだろう、と思うので、今後は多くの社員が仕事にあぶれそうだと思ってしまいました。

そういう経験を経て、就職活動で起業に幻滅してしまった、というのが正直なところです。

職種については、思うことはあるのだろうか。

銀行はなくならないけど窓口業務がなくなっていく様に、エンジニアなども、“このコンピューター言語の使用経験のある人”といった求人は危ないな、と思って見ています。

今後も残る仕事となくなる仕事の違いは、AIを活用しつつ、最終判断を人間が下すべき職能があるかどうか、だと思います。

そのようなAIネイティブのOさんから見て、働くことや未来は悲観的に捉えているのか。それとも希望を感じているのだろうか。

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石崎 健人(若者の研究所 研究員・バイデンハウス 代表取締役)
石崎 健人(若者の研究所 研究員・バイデンハウス 代表取締役)

いしざき・けんと/慶應義塾大学卒業後、外資系コンサルティング・ファーム等を経て現職。Weiden Haus(バイデンハウス)のFMCG、Luxury、Technologyのリーダーシップ。生活者への鋭い観察眼と洞察力強みに、生活者インサイトの提供を得意とする。
「若者の研究所」は、高校生・大学生による若者のシンクタンク・コミュニティ。毎月、様々なテーマに対し、Z世代の思考・価値観・行動の傾向に迫る調査レポートを発行している。

石崎 健人(若者の研究所 研究員・バイデンハウス 代表取締役)

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