”夏のはじまり”の一時を描くポカリスエット「夏の時報」CM

大塚製薬のポカリスエットは、今年5月にテレビCMの新シリーズ「夏の時報」のオンエアを開始。4本のCM(15秒)を、同社サイトおよび公式YouTubeで公開した。

5月9日から朝7時台の天気予報の近くで毎日放映されたこのシリーズ、いずれも夏のはじまりの光景を切り取った映像になっている。シンガーソングライター aoの透明感のある歌声と共に、「夏が来ました。ポカリスエット」というナレーションが流れ、「汗かく準備できてますか。」というキャッチフレーズが映し出される。

「日本の夏は年々早く来るようになり、その暑さはますます厳しくなっています。深刻な暑さになってから熱中症注意を喚起しても遅いんじゃないかとずっと考えていました」と、クリエイティブディレクター 太田麻衣子氏。

そこで、今年も暑い夏を元気に過ごしてもらうために、夏が来たことを知らせる「夏の時報CM」をポカリスエットが届けることになった。

「ポカリスエットは人間の身体に近い成分でできていて、発汗により失われた水分やイオン(電解質)をスムーズに補給することができる飲料です。スエットという名前のとおりまさしく汗の成分に近いもの。”運動をして汗をかいたら飲む”、”風邪を引いてしまったら飲む”などの印象はどれも、”汗をかいたあとに飲む”というイメージでした。

しかし熱中症対策には汗をかく前から飲んでほしい。屋外でも室内でも、年齢も時間帯も関係なく、ポカリスエットで ”暑い夏が来る準備” をしてほしいと思い企画しました」(太田氏)

今回の企画のテーマは、「夏の時報」。

「わたしね、今の季節が一番好きかも」「てかさ、半袖ずるくなーい?」「スカートひらひら〜」………日本のどこかで、誰かが話している本当の会話のような、「あぁ、今年も夏がきたな。」と、直感的に感じるセリフが印象的だ。

「このCMは、まるで天気予報のような顔つきで夏の到来をお知らせする“時報”のようなシリーズを目指しました。通勤や通学のために準備をする朝の時間帯に、『夏がくるくる、スキップでー』と流れることで、人が夏を待ち望む瞬間になれるのではと思いました。」(CMプランナー 中田みのり氏)

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