「灼熱の群馬」を武器に ぐんまちゃんが届ける「暑苦しい」暑中見舞いCM

ぐんまちゃんが関東・関西CM初登場

群馬県の宣伝部長「ぐんまちゃん」が出演する新テレビCM「ぐんまちゃん 暑中お見舞い」篇が7月7日から放映されている。手筒花火が吹き上がる空間で、ぐんまちゃんが懸命に太鼓を叩く姿が印象的。暑中見舞いのCMでありながら、あえて「暑苦しい」演出を取り入れることで、「暑さに負けない元気」とぐんまちゃんの魅力を広く伝える狙いがある。

CM カット

「暑苦しい」空間で懸命に太鼓を叩く「ぐんまちゃん」のCM。Webでは7月3日から公開

関東・関西エリアでのテレビCMにぐんまちゃんが登場するのは、今回が初めての試み。ぐんまちゃん推進室の白銀三容子室長は「テレビを通して、自然にぐんまちゃんと群馬県の情報に触れ、その魅力を知ってもらえる」と期待を寄せた。

群馬県は内陸に位置し、特に夏場は気温が上がりやすい。そうした地域特性をあえて話題化に生かすため「灼熱の群馬から暑中お見舞い」をテーマに設定した。

CMの舞台は、熱気あふれる夏の夜。火花を勢いよく噴き上げる大きな手筒花火を抱えた4人の花火師が、ぐんまちゃんのまわりを取り囲む。灼熱の火の粉が降り注ぐなか、ぐんまちゃんが軽快なリズムで太鼓を打ち鳴らす。

「ぐんまちゃん 暑中お見舞い」篇 (15秒)

カメラが徐々にぐんまちゃんにズームインしていくと、「灼熱の群馬より 全国のみなさまへ
暑中お見舞い申し上げます」というナレーションが流れる。最後には子どもたちの「Go!Go!ぐんまちゃん!」という掛け声が響き、「がんばれ。ぐんまちゃん」のテロップが映し出される。

同じアングルのまま、ぐんまちゃんに徐々にズームインしていく演出には、「シュールでユニークな空気感で、涼やかな笑いをお茶の間に届けたい」という意図が込められている。東北博報堂
福島B局の金井優昌氏は「じっくりとぐんまちゃんの表情にズームすることで、一生懸命さやかわいらしさを際立たせる狙いがある」と語った。

作中の手筒花火の火花はすべてCGで再現されている。群馬県では、小中高生を対象とした人材育成拠点「tsukurun」や、群馬県を舞台としたショートフィルムのコンペ「ぐんま次世代映像クリエイターコンペ」など、デジタルクリエイティブ分野に注力しており、CMでもそうした群馬県らしさの表現を目指したという。

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