中国勢が制覇しつつある世界市場 独自技術で対抗する日本タイヤメーカー、横浜ゴム

品質を強みとする新スタッドレスタイヤのCM

横浜ゴムは9月1日に発売する乗用車用スタッドレスタイヤのテレビCM2篇を、8月18日に北海道エリアから順次放映する。女優の吉岡里帆を起用。オールターゲットだが、特に降雪地域で生活するファミリー層を重視する。本格的な冬の到来前にスタッドレスタイヤへの早期履き替えを促す狙い。同社は台頭する中国メーカーに対抗するため、1990年代から磨いてきた独自技術に基づく品質を訴求する方針だ。

写真 社長兼COOの清宮眞二氏(左)、女優の吉岡里帆

社長兼COOの清宮眞二氏(左)、女優の吉岡里帆

公開するのは「iceGUARD 8誕生」篇と「iceGUARDブランド」篇の2篇で、スタッドレスタイヤ新商品「iceGUARD 8(アイスガード エイト)」と同ブランドの性能を訴求する。

「iceGUARD 8誕生」篇は、雪深い雪原を歩く吉岡のシーンから始まる。丘の上に辿り着いた吉岡が口元に手を当て「つくりなおしましたー!」と叫ぶと、その声に呼応して「アイスガード エイト」が登場する。「アイスガード エイト」と従来品を装着した2台の車両による比較映像を交え、進化した氷上性能を訴求。最後は吉岡が微笑みながら「おまたせ」の決め台詞で締めくくる。

「iceGUARDブランド」篇では、「冬の運転の安心・安全のために理想を追い求めた」という吉岡のナレーションに合わせ、「アイスガード」を装着した車両が冬道を颯爽と走行する。雪上での旋回や氷上での制動シーンを通じて性能の高さを表現。その後、ラインアップ紹介とともに吉岡が登場し「アイスガード」ブランドをアピールする。ラストは「アイスガード エイト」に寄り添う吉岡のカットに「アイスガード エイトも出た」のメッセージを重ね、新商品の登場を印象付ける構成だ。

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