トップリーグ参入に伴う新プロジェクト
三井住友銀行は7月17日、女子バスケットボールチーム「SMBC TOKYO SOLUA(以下、ソルーア)」のWリーグ参入に伴い、女性アスリートのキャリア支援を目的とした新プロジェクト「SOLUACTION!(ソルーアクション)」を始動すると発表した。チームメンバーが業務と競技を両立できる体制を整備するほか、アディダス ジャパンと連携し、スポーツ継続の時期や引退後のセカンドキャリアに悩む女性アスリートへの新たな選択肢の提供を目指す。
チーム名「SOLUA」は、ポルトガル語で太陽を意味する「SOL」と月を意味する「LUA」を合わせた造語
チーム選手の就業と競技の両立を推進
ソルーアは国内トップリーグ「Wリーグ」の2部(フューチャー)に、10月に開幕する2025~26シーズンから参入する。
選手は三井住友銀行に入行し、日中は業務や研修、夕方以降に練習に取り組む体制を整備。練習時間や移動への配慮に加え、体調やパフォーマンスデータに基づいた練習の調整なども行い、競技と仕事の両立を支える環境づくりを進める。
競技活動を主とし企業に籍を置く実業団型とは異なり、仕事にも従事する点が特徴。選手が現役中から将来の選択肢を広げられるよう、実務経験など引退後も活かせるスキル育成を目指す。
社内体制と並行し、アディダス ジャパンと連携した取り組みも実施。女性アスリートや部活動に励む学生に向けた「体調変化との付き合い方」などの啓発セッションや、丸の内などのオフィス街へのゴール設置による寄付活動、学校でのキャリア教育、子ども向け体験イベントなど、複数の施策が予定されている。
