この現象には、2つの心理的メカニズムが関与していた可能性があります。
一つは、メディアの批判対象になることで、有権者には“殉教者”のように映ったことです。政府やメディアなどの強大な存在から批判されることで、“不当に迫害されている存在”と映り、批判されている対象への過度な共感や同情を誘発します。この現象は、全国ネットの番組で非難される映像が切り取られ、「不当に弾圧されている！」としてSNSなどで実際に拡散されました。こうした多数の投稿によって、より強く作用したと考えられます。
メディアの非難を浴びた政党がなぜ支持されたのか 選挙報道の逆説を読み解く
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