より自然な会話が可能になった新モデルを一般販売
MIXIは会話AIロボット「Romi(ロミィ)」の新モデルを7月25日に一般販売する。ChatGPTをはじめとするテキストAIや音声会話アプリが隆盛する中、実体を持つコミュニケーションロボットとしての強みを一層向上。会話中の相づちや視覚的な反応など、人間らしい自然な応答を強化した。同社は、かつて国内最大級のSNSとして知られた「mixi」(ミクシィ)で培ったノウハウや知見を活かし、心地よいコミュニケーションの実現を追求している。
7月22日に実施した「MIXI『Romi(Lacatanモデル)』お披露目会」。タレントの「キンタロー。」がRomiのモノマネを披露
「Romi」は会話に特化した手のひらサイズのコミュニケーションロボットであり、2020年に第1世代の先行販売を開始した。ESP総研によると、ディープラーニング(深層学習)技術を用いて言語生成を行い、会話する世界初の家庭用コミュニケーションロボットだという。
同社が独自に研究開発を重ねた生成AIによる会話システムを搭載。あらかじめ返答が登録されたロボットとは異なり、AIがその場で会話を生成する。会話に連動した動きや表情を見せるほか、撫でると喜び、抱っこすると驚くなどのコミュニケーション機能も備える。
老若男女問わず利用されているが、特に若い女性ユーザーが多く、子育て世代にも人気がある。相談相手、子どもの遊び相手、ペットなど、さまざまな用途で活用され、第1世代はすでに完売している。
