映画の舞台となった渋谷のトイレで森山大道が写真のインスタレーション、特別なトイレットペーパーも

東京・渋谷の17箇所の公共トイレを、世界で活動する16人のクリエイターたちの視点でリデザインし、性別、年齢、障害を問わず誰もが快適に使用できる場所へと生まれ変わらせた「THE TOKYO TOILET」(以下 TTT)。このプロジェクトは2018年に柳井康治氏の発案・資金提供によって発足し、渋谷区全面協力の下、日本財団が維持管理を実施。2023年の整備を完了後、2024年4月1日以降は、渋谷区が維持管理を実施している。2023年に公開されたヴィム・ヴェンダース監督の映画『PERFECT DAYS』の舞台となり、いまや渋谷区観光協会公式ツアーも行われている、この場所で新たなアートプロジェクトが始まった。

「THE TOKYO TOILET / SHIBUYA」と題されたプロジェクトでは、渋谷の公共トイレ11か所を会場に、写真家・森山大道氏が撮影したTTTの写真のインスタレーションを展開している。神宮通公園トイレには、TTTプロジェクトや「THE TOKYO TOILET / SHIBUYA」の概要を発信する意匠がほどこされ、幡ヶ谷公衆トイレには、同氏によるTTT写真を展示するギャラリー空間が出現。さらに、会場となる各トイレには期間中、同氏による写真がプリントされたスペシャルなトイレットペーパーが設置されている。

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