「隠れ我慢」に問題提起、ツムラが生理・PMSをテーマに丸ビルで体験イベントを開催

ツムラは、7月24日に東京・丸ビルのイベントスベース「マルキューブ」にて『違いを知ることからはじめよう展』を開始した。

イメージ 『違いを知ることからはじめよう展』

同社は、2021年に「#OneMoreChoice プロジェクト」を発足。生理のつらさを我慢しなくていい社会を目指し、パーパス「一人ひとりの、生きるに、活きる。」に基づくコーポレートコミュニケーションの活動として続けている。本展はこのプロジェクトの一環として開催されるもので、性別・年代問わず誰でも参加できる生理・PMSがテーマの体験型イベントだ。

イベントに先立ち開催された記者発表会で、同社経営統括本部コーポ―レート・コミュニケーション部コミュニケーションデザイン課 課長 宮城英子氏は、今回のイベントの開催目的を話した。

「生理、PMSの症状には個人差があります。その症状や辛さにより日常生活に様々な影響を及ぼしていること、また生活環境や周囲への使いにくさなど、置かれている環境によって辛さを我慢せざるを得ない問題があります。一人ひとりの違いを知ることを通して、自分の体と改めて向き合ったり、周りの辛さを思い合ったりするきっかけづくりとなることを目指しています」

女性が抱える問題に着目した同社では、そうした我慢を「隠れ我慢」と名付け問題提起するとともに、我慢に代わる選択肢をとれる社会をつくっていくためのプロジェクトとして「#OneMoreChoice プロジェクト」をスタート。これまでに新聞広告やWebサイト、大学や企業への研修などを通じて活動し、メッセージを発信。さらには、ツムラ社内でも社員が不調を「隠れ我慢」にしないために、3つの取り組みを導入しているが、一般向けにイベントを行うのは今回が初めてとなる。

イメージ 『違いを知ることからはじめよう展』

「違いを知ることからはじめよう展」は、2021年から同社が実施している実態調査を踏まえ、これまでの活動の中で関わってきた大学や企業をはじめさまざまな人々にヒアリングを重ねながら制作したという。展示会場は4つのエリアに分かれており、参加者は各エリアをめぐりながらさまざまなコンテンツに触れることができる。

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