KAWAII LAB.の総合プロデューサー・木村ミサ氏が大切にしているのは、“コンセプトありき”ではなく、“人”を起点にしたプロデュース。彼女たちを「どう輝かせるか」という視点を、最も重視している。アイドルである彼女たちの“等身大”の魅力を、ファンにどう届けるか。そのために、SNSでのバズだけでなく、楽曲・歌詞・ビジュアルといったすべての表現を通して、“らしさ”をどう引き出すかを徹底的に考え抜いている。令和の時代におけるアイドルの存在価値と、そのプロデュース観に迫った。
どうすればメンバーが最も輝くかを第一に考える
KAWAII LAB.は2022年、アソビシステムに誕生したアイドルプロジェクトです。FRUITS ZIPPERのデビューを皮切りに、現在CANDY TUNE、SWEET STEADY、CUTIE STREETの4つのアイドルグループが所属しています。私が担当しているのは彼女たちのプロデュースです。
KAWAII LAB.総合プロデューサーの仕事は、ファンの方々が目にする彼女たちの要素すべてをディレクションすること。グループのコンセプトや楽曲、歌詞、衣装、MVやSNSでの見せ方まで、全部の方向性を決めることに携わっています。