1804年(文化元年)に創業した徳島県鳴門市の酒蔵、本家松浦酒造場。同社は、8月1日から、直営オンラインショップ「NARUTOTAI SHOP」にて毎月その月だけの特別な日本酒を数量限定で提案する新企画【月巡り、酒巡り。】を開始。また、それに伴い、その月の限定酒の魅力や造り手の思いをPodcastで発信する音声コンテンツの活用もスタートする。
【月巡り、酒巡り。】は、「巡る味わい、一期一会の一本と出会おう。」をコンセプトとしており、その時期にあわせて同社が選んだ1本を、特別仕様のラベルデザインで提供する。
「日本酒を普段あまり飲む機会のない人、楽しみ方を知らない人に、日本酒の楽しみ方をイメージしていただきやすいよう考えた企画になります」と本家松浦酒造場の広報担当者は話す。
日本酒を飲み慣れていない人にとっては、いざ飲んでみようと思い立っても、どれを選べばよいか分からないこともあるだろう。季節に合わせた1本の提案は、そのようなハードルを下げることにもつながりそうだ。
また、Podcastでの発信は若年層への接点を意識した取り組みだという。「若者のアルコール離れ」が叫ばれて久しく、アルコール飲料を扱う企業や酒蔵では、若年層に向けた新しい飲み方の提案やコミュニケーション施策を各社が実行している。
「若年層との接点として様々なSNSを検討する中で、酒蔵のリアルな声を届けたいと考え、音声コンテンツを選択しました」(広報担当者)。
Podcastでは直営オンラインショップ「NARUTOTAI SHOP」店長が、今月、その日本酒をおすすめする理由や、酒と相性の良い“ひと皿”を楽しむコツなどのエピソードも紹介。同社は【月巡り、酒巡り。】をきっかけに、日本酒をもっと身近な存在として感じてもらいたいとしている。


