牛乳石鹸が家電を開発 新規事業に取り組む理由とは

牛乳石鹸共進社は7月28日、大阪のオープンイノベーション施設QUINTBRIDGEにて、新たな取り組み「YUAGARI プロジェクト」の発足を宣言。プロジェクトの第一弾である新製品「SUSUGU」(ススグ)について、同社の新規事業に対する考えや開発共創パートナーによる開発秘話を披露するイベントを行った。

写真 新規事業に対する考えや開発共創パートナーによる開発秘話を披露するイベントを行った

「YUAGARIプロジェクト」とはいつでもどこでも心地よい清潔を提供することを目指した取り組みであり、2023年に開催された「大阪ヘルスケアビジネスコンテスト」(大阪産業局・大阪シティ信用金庫主催)にて、牛乳石鹼の新規事業室が提案して優秀賞を受賞した企画。

「美と清潔そして健康づくりにお役立ちをする」ことをミッションとする同社だが、「お風呂に入れない」「水が使えない」状況の人に十分な気持ち良さや清潔を届けることができていないという課題を抱えていた。「YUAGARIプロジェクト」は、そのような状況でもお風呂で洗髪した時のような快適性を提供したいという思いから始まっている。

新製品「SUSUGU」は、洗髪が難しい場面や場所でも洗髪できるよう開発されたブラシ型デバイスであり、「ススグ ミストシャンプー」と合わせて使うことで、少量の水でもお風呂でシャワーをしたようなすっきり感を提供する。

写真 新製品「SUSUGU」(ススグ)。

新製品「SUSUGU」(ススグ)。

イベントでは、牛乳石鹸 代表取締役社長の宮崎悌二氏が、同社が新規事業に取り組む理由について、「“現状維持”に対する危機感」であると説明。「両利きの経営」のうち“知の探索”を怠ってはならないと考えていること、そして自身から次世代への種まきのひとつとして、新規事業に取り組んでいることを語った。

写真 人物 新規事業に取り組む理由を説明する牛乳石鹸共進社 代表取締役社長の宮崎悌二氏。

新規事業に取り組む理由を説明する牛乳石鹸共進社 代表取締役社長の宮崎悌二氏。

その後、新規事業室 室長の江越亮一氏が「YUAGARIプロジェクト」の発足を宣言。「SUSUGU」の開発から発売直前に至るまでの試行錯誤、共創のなかで実現した取り組みなどを、新しい清潔のカタチを目指す想いとともに話した。

イベント後半では、「SUSUGU」の開発に携わった晴海、ベス工業の担当者を交えた開発の裏側を語るトークセッションや、共創パートナーであるLedesone、ANAホールディングスによるパネルディスカッションも行われた。

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