なぜ東京藝術大学がゲーム専攻を新設するのか? ゲームは「新しい総合芸術」

東京藝術大学(藝大)は2026年4月から、大学院映像研究科修士課程の新たな専攻として「ゲーム・インタラクティブアート専攻」を開設する。

藝大では2019年から映像研究科メディア映像専攻・アニメーション専攻内にゲームコースを開設し、ゲームに関する教育研究を進めてきた。また同コースでは、ゲーム分野の教育研究において欧米でトップの実績を持つ南カリフォルニア大学(University of Southern California)などとの国際共同制作プロジェクトを2018年から行い、海外の知見を得てきた。新設されるゲーム・インタラクティブアート専攻では、ゲームコースでの実績を発展させ、芸術分野のアプローチからゲームの多様性や可能性をさらに拡大させていく。

7月24日に東京・渋谷でメディア向けに開催された専攻開設発表会「藝大がゲーム専攻を作る理由」は、2019年のゲームコースから指導にあたっていた岡本美津子教授(東京藝術大学 大学院映像研究科 アニメーション専攻)は「美術や音楽、映像、プログラミングなどのデジタル技術など様々な要素を統合的に組み合わせて構成されるゲームを、現代における新しい総合芸術であると捉えている」と語った。

続きを読むには無料会員登録が必要です。

残り 1056 / 1565 文字

KAIGI IDにログインすると、すべての記事が無料で読み放題となります。

登録に必要な情報は簡単な5項目のみとなります

「AdverTimes. (アドタイ)」の記事はすべて無料です

会員登録により、興味に合った記事や情報をお届けします

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ