人間の想像力の分だけラジオCMは広くも深くもなる

広告関係24団体の横断プロジェクト「広告のミライ」とアドタイの共同企画「おもしろ広いぞ、広告業界。」では、各団体からそれぞれ推しの広告パーソンを紹介していきます。今回は日本民間放送連盟から推挙された文化放送のCMディレクター/コピーライター南理子さん。ラジオCMの制作をする南さんから、ラジオCMには他媒体にはない広がりがあると教えてくれました。

南理子さん(文化放送)からのメッセージ

文化放送 CMディレクター/コピーライター 南理子さん
主な受賞歴:ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS、日本民間放送連盟賞、JAA広告賞など

ラジコでラジオを聴く人がこの5年で2倍以上に増えました。各種デジタルとも相性のよい音声コンテンツ市場、ひいては音声広告市場も活況です。

音声広告の特徴として、視覚情報の無さを想像で補う(情報を自らの記憶で補完する)という点があります。行ったことのある景色、感じたことのある感情、などの記憶を駆使して想像し、自分にとって理解しやすい情報に置き換えることで「自分に向けられた情報、自分に合った情報」として受け取る。この特徴は広告として非常に有効な武器になります。

あらゆる選択肢があり、全てのものが可視化されている時代に、あえて見えないものに目を向けて想像力を働かせる。この「人間の想像力」がラジオCMの主要素です。20秒のラジオCMでリスナーの想像を超える世界を届けられるようチャレンジしています。

南理子さん(文化放送)の仕事紹介

文化放送ラジオCMコンテスト

協賛社の課題に沿ったコピーを書いてグランプリ賞金100万円。ラジオCM業界の名物イベントになりました。寄せられた作品を青二プロダクションの豪華声優陣が観客の前で実演します。

推挙団体・日本民間放送連盟

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