「カバンの中びしょ濡れ問題」に終止符 タイガー魔法瓶がパッキン一体型ボトルを拡充

インバウンド需要にも期待

猛暑が続く中、水筒などのマイボトルで飲み物を持参する人が増加している。一方で、洗浄を手間に感じる人も多く、特に水漏れ防止に必要な「パッキン」は、分解・組み立ての煩雑さに加え、紛失や装着忘れによる液漏れといった不満の声が目立つ。こうした課題に対応したのが、タイガー魔法瓶の「真空断熱ボトル」。今年はラインナップを強化し、9月1日に「MCZ-G040/G060/G080」と「MTA-J050/J080」を発売する。

写真 人物 8月7日に実施したメディア向けの普及イベントでゲスト参加した子役の泉谷星奈(左)と歌手の藤本美貴

8月7日に実施したメディア向けの普及イベントでゲスト参加した子役の泉谷星奈(左)と歌手の藤本美貴

近年の国内の水筒市場は横ばいで推移。全国魔法瓶工業組合のデータによると、ステンレスボトルの出荷実績は、インバウンド需要が旺盛だった2017年度には2万台を突破したものの、新型コロナウイルスの流行が始まった2019年度には約1万6500台に減少。2020年度以降は約1万3000台前後で推移している。2024年度は回復の兆しを見せ、前年比103.2%の約1万3322台となった。タイガー魔法瓶のボトルも市場全体と同様の傾向で推移しているという。

水筒の利用者は、2022年に施行された「プラスチック資源循環促進法」などの影響で増加傾向。タイガー魔法瓶の調査によれば、2024年のマイボトル使用率は85.4%に達し、2021年の71.2%から大きく伸長した。

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