今年は「聴覚」で攻める!「畏怖(if) お化けのいないお化け屋敷」が今年も開催

2024年9月に東京・六本木のアクシスギャラリーで開催された「畏怖(if) お化けのいないお化け屋敷、感覚と恐怖をデザインする」が、8月21日から新たな形で開催される。

「畏怖(if)」は「お化け屋敷」であるが、そこには「お化け」が登場しない。昨年開催された「畏怖(if)」で、来場者は手に伝わる壁だけを頼りに暗闇の中を歩き、幾重にも仕掛けられた恐怖を体験した。触覚と聴覚をフルで研ぎ澄ましながら暗闇を歩く体験には、「かなり怖い」「今も足が震えている」「自分を励ましながら、喋りながら歩いた」という声が寄せられたという。お化けが出ないとわかっていても、参加した多くの人が「恐怖」を感じる体験になったのだ。

プロデュースを手掛けたのは、武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科主任教授を務める山中一宏氏。そして企画とデザインには山中氏他、デザイナー/アーティスト 太田琢人氏とデザイナー 竹下早紀氏が参加している。

制作チームは、本展で単に恐怖を煽るような体験をしてもらうのではなく、感覚を研ぎ澄ませ、想像を喚起する体験を楽しんでもらうことを目的としている。今年は「畏怖 Ⅱ -耳道- お化けのいないお化け屋敷、感覚と恐怖をデザインする」と題し、聴覚のみが道しるべとなる体験を用意している。

昨年は好評のあまり入場できなかった人が多くいたことから、今年は事前予約制となっている。「怖いことは大の苦手」「お化け屋敷なんてもってのほか」「ホラー映画は見たことがない」と日ごろ、こうしたコンテンツを敬遠している人にこそぜひ体験してほしい企画だ。

畏怖 Ⅱ -耳道- お化けのいないお化け屋敷、感覚と恐怖をデザインする

会期:8月21日(木)~24日(日)/28日(木)~31日(日)
※8月25〜27日は休廊
会場:アクシスギャラリー
開館時間:13時~20時
入場料:1,000円(予約制)

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