森永製菓は8月4日、7月に開催された野外音楽フェス「フジロックフェスティバル2025」に出店した特設ブースで、カップ入りかちわり氷「ICEBOX(アイスボックス)」を3日間で1万個以上販売したと発表した。冷却ミストや扇風機を備えたブースは、単なる物販にとどまらず、猛暑の会場内で“涼しさの拠点”として機能した。
「フジロックフェスティバル」に出店された特設ブース(左)と、カップ入りかちわり氷「ICEBOX」
1万個完売、“涼みに行くブース”としてSNSでも話題に
新潟県湯沢町の苗場スキー場で開催された「フジロックフェスティバル」は、7月25日〜27日の3日間にわたり実施された。初日の予想最高気温は35度、期間中も連日30℃を超える猛暑となった。
そうした中で森永製菓が出店したのが、「フェスのオアシス」をコンセプトとする特設ブースだ。「ICEBOX」の提供にとどまらず、暑さ対策として冷却設備を各所に導入。ブース周辺にはミスト扇風機やパワークーラーを複数台設置し、さらにICEBOXの香りを再現したグレープフルーツミストを搭載した「ミスト隊」が不定期で登場。待機列に人力で冷却ミストを噴射し、来場者が並びながら涼を取れる環境をつくり出した。
待ち列に対しては位置されたミスト扇風機(左)とパワークーラーのイメージ画像
その結果、ブースは“涼しさを求めて訪れる場所”と認知され、SNS上では「並んでいて苦にならない」「砂漠でオアシスを見つけた気持ち」といった投稿が見られ、「冷える」ためにICEBOXを求める人も多かったという。また、フジロック全体の運営スタッフにも計3380個を提供し、「水分補給としても助かった」との声が寄せられた。



