日本インタラクティブ広告協会(JIAA)は、「2025年インターネット広告に関するユーザー意識調査(定量)」の結果を8月7日に発表した。
2019年から同調査を続けており、前回2024年の調査で「広告を通じた良い体験(ベネフィット)」について様々な角度から考察し、『インターネット広告への信頼度が高い層では、低い層と比べてより多くの場面で広告を通じた良い体験があったと意識されている』ことが確認されていた。今回の2025年調査では、この視点を起点として、「インターネット広告への信頼」について多方面から分析した。
不適切広告表示がブランド/メディアの信頼毀損に
メディア別に広告への信頼度を比較すると、インターネット広告を「信頼できない」とする割合(33.7%)はテレビCMほか4マスメディアの広告と比べて抜きんでて高かった。また1年前と比べた変化でも、インターネット広告は「信頼できなくなった」(17.8%)とする回答が他のメディアと比べて高かった。
広告が掲載されるサイトやアプリによる広告への信頼度の違いをみると、「企業・ブランドのサイト」(33.1%)、「検索サイト」(29.1%)、「新聞社・出版社が発信するサイト」(28.1%) といった情報源が明確な大手サイトが上位を占めた。
しかし信頼性の高いサイトやアプリであっても、不快・不適切な広告が掲載されると、半数以上(54.4%)が「サイトやアプリの評価や信頼が下がる」と回答した。サイト・アプリ運営者にとって、不適切な広告の排除は信頼性維持においてより重要性を増している。また有名・信頼できる広告であっても、「不快・不適切なサイト・アプリ」に掲載されると、4割弱(39.3%)が「広告への評価や信頼が下がる」と回答。広告主もブランド価値を守るため、広告掲載先の選定に慎重になる必要があることを裏づけた。


