夏の夜空をメディア化。花火大会を彩るドローンショーに企業協賛相次ぐ

夏の風物詩である花火大会が各地で催されている。夏を彩る大イベントで地元の賑わいのために、地域の新聞社・テレビ局や地場企業が長らくスポンサードしてきたが、近年、資金不足や警備員などの人手不足により花火大会の開催見合わせが発生する事態となっている。

『花火大会白書2025』によれば、全国の花火大会の経済波及効果の総額は2兆3687億円だという。花火大会の来訪者数は5895万人。来訪者による支出総額は8544億円、来訪者による波及効果は1兆3330億円、花火大会運営における支出総額は725億円、波及効果は1088億円と大きな経済効果をもたらす。しかし、新型コロナウイルス以外の要因により、過去5年以内に開催中止または規模縮小した花火大会は24.1%に上った。理由としては「資金不足」(55.0%)、次いで「人手不足」(33.3%)、「天候不順」(30.6%)が上位に並ぶ。

資金調達のために大会主催者は「有料観覧席」などを設けるほか、広告協賛の獲得に力を入れる。これまで会場での社名アナウンスや企業ブースの設置のほか、大型の10号玉(尺玉)などの花火提供協賛、企業の象徴となるマークをかたどったオリジナル花火の打ち上げなどが実施されてきた。しかし最近はテクノロジーの進歩によって、より協賛企業をアピールできる演出が増えてきた。それがドローンだ。今回は、近年注目されている企業提供のドローンショーを紹介していく。

ミッキーやディズニープリンセスが夜空に浮かぶ

8月2日に開催された「第109回足利花火大会」の花火打ち上げ前に、約1500機のドローンによる「東京ディズニーリゾート・スペシャルドローンショー」が行われた。

ショーの最初に登場する夜空に描かれたミッキーマウスが、花火大会を訪れたゲストを東京ディズニーリゾートの夢と魔法に満ちた世界へと誘う。アラジン、アリエル、ラプンツェル、アナ雪などのキャラクターをドローンが描きSNSで話題に上った。

足利花火大会のほか、埼玉県熊谷市の第73回熊谷花火大会(8月9日)、山形県鶴岡市の第32回赤川花火大会(8月16日)でも開催される。その他の花火大会にも参加予定。開業40周年の2023年から実施され、2023年(約700機)には安倍川花火大会(静岡)、おたる潮まつり(北海道)など、2024年(約1500機)には松山港まつり・三津浜花火大会(愛媛)、やつしろ全国花火競技大会(熊本)などに参加している。

写真 花火 東京ディズニーリゾート・スペシャルドローンショー
写真 花火 東京ディズニーリゾート・スペシャルドローンショー
写真 花火 東京ディズニーリゾート・スペシャルドローンショー

東京ディズニーリゾート・スペシャルドローンショー(イメージ)

次のページ
1 2 3 4
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ