ストーリー性と語り口を設計し、従来の広報手法では届かなかった層にもアプローチしていきたい(ビッグローブ・ 伊藤 悟氏)

広報、マーケティングなどコミュニケーションビジネスの世界には多様な「専門の仕事」があります。人事異動も多い日本企業の場合、専門職としてのキャリアを積もうとした場合、自分なりのキャリアプランも必要とされます。現在、企業のなかで広報職として活躍する人たちは、どのように自分のキャリアプランを考えていたのでしょうか。横のつながりも多い広報の世界。本コラムではリレー形式で、「広報の仕事とキャリア」をテーマにバトンをつないでいただきます。KDDIの今井 康智さんからの紹介で今回、登場するのは–ビッグローブ 渉外広報部 広報グループの伊藤 悟さんです。
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伊藤 悟氏

ビッグローブ
渉外広報部 広報グループ

日本移動通信で新卒入社、三社合併後KDDIの広告宣伝・販促を経て広報に配属。その後マーケティング部門を経て米国へ赴任しビジネス開発を担当。帰国後は新商品やサービスの開発を行う。2024年よりビッグローブの広報に着任。グループリーダーとして既存の広報活動に加え、新しい広報の在り方を模索中。

Q1:現在の仕事の内容とは?

ビッグローブの広報グループリーダーとして広報業務全般を担当しており、メディア対応、オウンドメディア運営がメインの業務となっております。弊社のメイン商材は固定インターネットのBIGLOBE光となりますが、通信業界はコモディティ化が進んでいることから、旧来の商品広報のみではなく「インターネットの価値」をストーリー性を持ってお客さまにお伝えすることに注力しています。同時に、通信サービスの提供事業者の責務として、お子さまに安心安全にインターネットをご利用いただけるよう、リテラシー教育用にインターネット教室の開催も開始しました。

また、7月16日にブランドのリニューアルを実施しましたが、その検討プロジェクトのPMOメンバーとしても活動し、現在は広報の立場から新ブランドの社内外への浸透に尽力しています。

Q2:これまでの職歴は?

日本移動通信(IDO)に新卒で入社後、KDD、DDI、IDOの三社合併でauに変わる前後で広告・販促を約5年、MNP開始で携帯電話業界が最も盛り上がったタイミングからスマートフォン普及の期間に広報を約10年、海外パートナーの相対としてマーケティング部門に約3年、そしてビジネスデベロップメントをミッションとした米国赴任3年を経て、クラウドゲームの導入やXR、ブレインテックなど先端技術を用いたサービス開発を約4年経験しました。2024年4月よりビッグローブの広報グループに着任し、現在に至ります。

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