グループ4社統合で2026年1月設立
電通グループの国内子会社を統括する組織「dentsu Japan」は8月14日、電通プロモーションプラスなどプロモーション領域などを担う4つの子会社が統合してできる新会社の概要を発表した。社名は「電通プロモーション」で、2026年1月1日付で設立する。資本金は10億円で電通グループが全額出資。社長には北原整・電通執行役員が就任する。
統合するのは電通プロモーションプラスのほか、電通プロモーションエグゼ、電通リテールマーケティング、電通tempoで、7月10日に発表していた。プロモーション企画立案から、店頭まわりの実施機能などを統合することで、顧客体験づくりから売上成果までを一貫して担う統合プロモーションサービスを提供する。新会社の従業員数は約1200人、売上規模は790億円の想定。
2026年1月1日付で代表取締役社長執行役員に就任する北原整(きたはら・ただし)氏は1991年4月電通入社。ビジネスプロデュース局MD(マネージング・ディレクター)を経て、2022年から執行役員(現職)。2025年からデジタルビジネスセンターMDを兼務する。
新会社では、リアルとデジタルを融合した体験価値向上を強化するほか、AIを活用した企画制作に取り組む。企画制作については2023年に電通グループが買収した英Tag(タグ)社のノウハウを取り入れる。
電通プロモーションプラスと電通プロモーションエグゼは、旧「電通テック」とその子会社を再編して2022年4月に営業開始した。

