若年層に機会とFAの重要性を訴求
三菱電機は「機械が休んだ世界」をテーマとした展示イベント「もしも機械が休んだら展」を開催している。期間は8月22~24日で、会場は原宿の「MIL GALLERY JINGUMAE」(東京・渋谷)。「もしも自動ドアが休んだら」といったテーマを基に、お笑い芸人で漫画家の田中光氏が描き下ろしたイラストを展示。コインを投入するとスタッフが人力で飲み物を手渡す「人力自販機」なども体験できる。機械と人間の関係などについて考えるきっかけを提供する狙いで、10~20代の若者をターゲットに据えている。
「もしも自動販売機が休んだら」というテーマで設置された「人力販売機」
イベントは、日本機械学会が制定する「機械の日・機械週間」に合わせて展開しているプロジェクト「もしも機械が休んだら~機械の休日~」の一環。暮らしや社会を支えるさまざまな機械が「休んだ」世界を描くことで、機械や自動化の重要性を認識してもらう。同社が展開するファクトリーオートメーション(FA)分野において、若者の関心を高めることも狙いだ。
若者の関心を喚起するために原宿を会場に選んだ。田中氏が描き下ろした「機械が休んだ世界」の日常イラストを多数展示。たとえば「もしも『コーヒーカップ』が休んだら」では、遊園地で大柄な男性が人を乗せたコーヒーカップを肩に載せて回す様子が描かれている。ほかにも、「メリーゴーランド」や「クレーンゲーム機」など、実際に三菱電機の技術が活用されている題材が多数登場し、同社のFAが幅広い分野で活躍していることを知るきっかけにもなっている。
