タナベコンサルティングは、「2025年度 企業価値向上に向けた取り組みに関するアンケート」の結果を発表した。調査は全国の企業経営者、役員、経営幹部などを対象に5月12日~5月30日に実施。有効回答数は281件。
「経営に影響を与える国内経済動向」については56.2%が「コスト増(原材料費・人件費など)」と回答した。
「現在注力している経営テーマ」については、70.5%が「人材確保・育成」と回答。「既存事業の強化・再成長」(46.6%)、「新規事業・イノベーション」(39.5%)が続いた。
調査対象のうち上場企業に対して、「IR・SR活動で重視するポイント」を聞く設問では、「中長期の事業成長ストーリー」(71.4%)が最多。また「IR・SR活動における課題」については「対話の材料(計画・方針など)の開示が不十分」(36.3%)、「担当者の知識不足」(35.2%)、「専門部署がない」(30.8%)が上位だった。
「ESG活動における主要テーマ」を聞く設問では、「人的資本」(65.5%)が最も多く「働き方改革」(51.2%)が続いた。一方、環境・統治領域のテーマである「気候変動対策」は25.6%、「コーポレート・ガバナンス」は20.3%だった。





