中川政七商店は、9月9日からロンドンでPOPUP STOREを展開すると発表した。同社では、本取り組みを「日本の工芸を世界中の暮らしの中へ届ける一歩」と位置付けている。期間は2026年7月までを予定。場所は、ロンドン中心部の街・ショーディッチ。
1716年に創業し、300年以上の歴史を持つ中川政七商店。ビジョンに「日本の工芸を元気にする!」を掲げ、日本の工芸をベースにした生活雑貨の製造小売事業を展開するほか、工芸メーカーへのコンサルティングなども実施。2018年からは台湾、北京、上海、ソウルなどのアジア圏を中心にPOPUP STOREを展開してきた。
2025年1月には、グローバル市場での可読性を意識し、同社のロゴデザインをリニューアル。2030年までに海外旗艦店オープンを目指している。
新ロゴのデザインは、クリエイティブディレクター水野学氏(good design company)が担当。
ヨーロッパでの市場を広げるため、イギリスに現地法人を設立し、今回アジア以外では同社初となる、ロンドンでのPOPUP STOREをスタート。衣・食・住・食品など約500種類の商品を販売する。
ロンドン限定商品、フラワーマーケットをイメージしたふきん。奈良の工芸「かや織」を活かした。
期間中は、茶道や金継ぎ、氷削りといった日本文化を体験できるワークショップを開催。また9月13日~21日にロンドンで開催されるデザインイベント「ロンドンデザインウィーク」への参加も予定している。



