「ポケモンスリープ」がサウナに注目する理由 「サウナイキタイ」との実証実験で見据える新習慣

温泉効果の睡眠への影響を検証

ポケモンが展開する睡眠ゲームアプリ「Pokémon Sleep(ポケモンスリープ)」と、サウナのポータルサイト「サウナイキタイ」が、サウナと睡眠の関係を探る実証実験プロジェクト「サとス」を開始した。期間は8月19日から9月18日まで。同アプリとサウナユーザーの協力のもと、アンケートの実施や睡眠計測データの収集などを行う。

実データ イラスト サウナと睡眠の関係を探る実証実験プロジェクト「サとス」

サウナと睡眠の関係を探る実証実験プロジェクト「サとス」。©2023 Pokémon. ©1995-2023 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
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サウナ、水風呂、休憩のサイクルで心身をリフレッシュする「ととのう」状態と睡眠の関連性が注目されている。就寝1~2時間前に身体を芯から温めることで温泉効果が得られ、眠りやすくなるとされる。サウナに行った日は寝つきが早く、深い眠りを実感するという声もある。

今回の実証実験でのデータ収集を通じて、よりよい習慣づくりや健康意識の向上を目指す。ポケモンスリープ推進室の肥田駿佑マネジャーは、温泉効果の睡眠への影響が実証されれば、就寝前の入浴と「Pokémon Sleep」による睡眠管理を組み合わせた習慣づくりにつながると見ている。「サウナイキタイ」や各温浴施設と連携し、ポスターによる啓発活動なども検討している。

7月20日でリリースから2周年を迎えた「Pokémon Sleep」は、現在も250万以上のMAU(月間アクティブユーザー数)を持ち、累計10億回以上の睡眠データが蓄積されている。これまでに筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)や、AI食事管理アプリ「あすけん」と連携し、食事と睡眠の関係性に関する調査も行ってきた。

同アプリは15〜35歳の男女を中心に、幅広いユーザーに利用されている。今回のプロジェクトでは、アプリを利用しながら習慣的にサウナに通う人をメインターゲットとしている。

プロジェクトの開始にあたり、睡眠とサウナに関するアンケート調査への回答や、一定期間のデータ提供に協力するモニターを募集している。キャンペーン期間中に「Pokémon Sleep」で10日以上の睡眠を記録し、「サウナイキタイ」にサウナ利用記録(サ活)を投稿したアンケート回答者の中から、抽選で合計100人に「サとス」オリジナルサウナハットをプレゼントする。

「サウナイキタイ」はサウナ好き4人がサウナで出会い立ち上げた日本最大のサウナポータルサイトである。全国のサウナ施設から条件に合った施設を検索できるデータベースや、サウナ体験を記録できるサ活投稿サービスを提供している。2025年1月17日時点で、登録施設は1万4137件、サ活の投稿は700万件に達している。

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