ファッションブランド「GUCCI(グッチ)」や「ラコステ」、商業施設「渋谷109」などに続き、カシオ計算機の耐久性ウオッチ「G-SHOCK」もメタバース(仮想空間)とのコラボに動いた。9月3日からはWeb3ゲーミング(ブロックチェーン技術を基盤としたゲーム)のメタバースプラットフォーム「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」で限定アバターを販売し、同24日にはブランドの歴史や耐久テストを疑似体験できる専用エリア「G-SHOCK CITY」を公開する。なぜいま、時計メーカーがメタバースプラットフォームと組むのか。
G-SHOCKとメタバース(仮想空間)プラットフォーム「The Sandbox」のコラボキービジュアル
8月28日に東京都内で開催されたメディア発表会では、限定アバターをリアルに再現したフィギュアも展示されていた。手前の時計は、アバターのモデルとなったG-SHOCKの代表モデル
ユーザーが時計に?耐久テストに耐えるタフなゲーム
「G-SHOCK」とコラボしたゲームでユーザーが操作するのは、時計そのものを模したアバターだ。メタバース上に用意された専用エリア「G-SHOCK CITY」では、9月24日からこのキャラクターを動かし、落下や衝撃、水没といった過酷な試験をくぐり抜けるゲームを展開。G-SHOCKの開発の際に、実験室などで行われてきた耐久テストをベースに、プレイヤー自身が“壊れない構造”を体感できるゲームとなっている。
G-SHOCKの歴史や耐久試験を体験できるメタバース「G-SHOCK CITY」。落下や水没、ハンマー衝撃など実際の試験を高難易度で再現し、その厳しさをユーザーに伝えている
さらに、ブランドの歴史をたどるアドベンチャー要素も組み込まれ、開発者が「鞠をつく子ども」を見て耐久性のキーとなる構造の着想を得た場面など、製品誕生の物語を追体験できる。遊びながらブランドの背景を学ぶ構造により、「時計づくりの思想」に触れられるという。
これに先駆け、9月3日からG-SHOCKをかたどった限定アバターコレクションが販売される。DW-5600などブランドの代表モデルを基にしたデザインを採用。さらに、アバターと組み合わせて使えるNFT(デジタル証明付きで唯一性を持つデータ)の追加装備も展開され、ユーザーはキャラクターをカスタマイズしながらG-SHOCKの世界観を体感できる。
限定アバターコレクション「G-SHOCK Droid」(下の画像2枚は、メディア発表会で投影されたデザイン画)。すべてがボクセル(立方体を積み木のように組み合わせるデジタル表現)で作られ、八角形の文字盤などG-SHOCKの特徴が表現されている。実際のモデルを知る人ほど再現度に気づけるような仕様だという
NFTコレクション「G-SHOCK WEAR & CREATION」(下の画像は、メディア発表会でスライドとして投影されたデザイン画)。ヘッドホンやグライダーなど、アバターに装備できるアイテムが揃う
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