フジパンは9月1日より、「スナックサンド」の発売50周年を記念したキャンペーンを開始した。テレビCMやOOH、パッケージリニューアル、店頭ボードなどを通じて、森七菜さんとキャラクター「んーぱ」が登場する自虐風広告を展開する。
競合との認知率の差を逆手に
「スナックサンド」は1975年9月15日に発売された、日本初の携帯型サンドイッチ。当時のサンドイッチは家庭での手づくりが主流だった中で、「袋に入った菓子パンのように持ち歩けるサンドイッチを」という発想から開発が始まった。
試行錯誤の結果、四方を圧着し具材の配合を工夫することで、持ち運びやすく、一般的なサンドイッチよりも長持ちする「スナックサンド」が生まれた。当時の社長・舟橋正輝氏は製法特許を取得したものの、業界発展のために広く使用を認め、パン食普及に努めたという。
一方で、近年の同社調査では、競合製品との認知率の差が圧倒的になっていることが分かった。今回の周年施策では「50周年」「元祖」という事実を、あえて自虐的な切り口で印象付ける狙いだ。
「こっちじゃなーい!」という男の子に…
CMには、森七菜さんと巨大化したキャラクター「んーぱ」が登場。スーパーで男の子が「タマゴサンド」を欲しがる場面から始まり、母親が「スナックサンド」を渡すと「こっちじゃなーい!」とひと言。怒った「んーぱ」が男の子をパクッと食べようとするが、森七菜さんに止められる——というストーリーだ。最後は皆で「スナックサンド」を頬張るシーンで締めくくられる。
テレビCM『んーぱ怒る篇』より。巨大な「んーぱ」は、グリーンバックで抜けるように全身緑色の服を着た大人3人掛かりで動かしたという。
仙台駅で大型広告を掲出
CM放映に合わせ、JR仙台駅では9月1日より大型広告を掲出。「元祖なのに売上は2位」「嘘だと思われている」など、生活者の声を逆手に取ったコピーで存在感をアピールする。
フラッグ・柱巻き広告は9月30日まで。J・ADビジョン(2階中央口改札周辺・東西自由通路)および DateVISION(2階コンコース)のサイネージは9月7日までの放映、パノラマ仙台Plus(2階中央口改札脇)は9月14日までの掲出を予定している。
パッケージリニューアルで商品名を訴求
9月1日からは全品パッケージもリニューアル。発売当時のデザインを踏襲し、ブランド名「スナックサンド」をより大きく配置。周年限定パッケージでは、キャラクター「んーぱ」も表側に登場する。

ブランド名の視認性を高めるためにロゴデザインから刷新し、具材名よりブランドの存在感を前面に押し出した。
スタッフリスト
【テレビCM】
CD
加部達彦
AD
奥村翔
Pl
松村彩音
C
高津颯真
CP
桃木虎之助
AE
多田洋弥、保母道孝、楢原弘也
StPl
廣谷亮
Pr
山口雅史、冲高祐太
PM
金森玲来
| Dir | 山本ヨシヒコ |
| Ph | フジモトマサヤ |
| L | 東岡允 |
| DIT | 立和田亮午 |
| A | 山本直人 |
| Costume | 米塚尚史 |
| ST | 高野智史 |
| HM | 宮本愛 |
| ST&HM(サブキャスト) | 太田順子 |
| CAS | 小澤夏美、足立有梨子、阿比留梨江 |
| MP | 福島節 |
| 出演 | 森七菜、内藤煌成、八幡夏美 |
| 編集 | 野原愛(オフライン)、関創(オンライン) |
| TC | 田中基 |
| R・MA・SE | 好本達郎 |
| 【GR】 | |
| CD | 加部達彦 |
| AD | 奥村翔 |
| Pl | 松村彩音 |
| C | 高津颯真 |
| CP | 桃木虎之助 |
| AE | 多田洋弥、保母道孝、楢原弘也 |
| StPl | 廣谷亮 |
| Pr | 松原美月、冨田美侑 |
| Des | 寺崎元貴、三品しずく、黒崎美羽 |
| Ph | 佐藤翔 |
| Ret | 栗下直樹 |
| Costume | 米塚尚史 |
| ST | 高野智史 |
| HM | 宮本愛、yosine. |
| CAS | 小澤夏美、足立有梨子 |
| 出演 | 森七菜 |











