オーガニックか広告か
せっかくオーガニック投稿と広告アカウントが連結するのです。まずはオーガニックで反応をテストし、広告でリーチを確保するのも有効です。特にブランドの非認知層向けには、人気クリエイターを起用することでリーチが確保されやすくなります。
テスト→拡張→学習のサイクルを回すことで、再現性のある成長が実現できます。手堅いところから始め、テストを繰り返しながら少しずつ学習させていくのがポイントです。
アルゴリズムの育成ステップ
「言うは易し」と思われるかもしれません。そこで、私たちが運営するneko punchのアカウント事例をお見せします。
このアカウントは、生成AIだけで作った動画を投稿しており、2025年5月の開始からわずか2ヶ月でフォロワーが2万人を突破しました。特筆すべきは、動画が20本を超えたあたりから、全体の再生数が飛躍的に伸び始めた点です。これはまさに、アカウントの方向性が定まり、アルゴリズムの「学習が十分に貯まった」ことでブーストがかかったのだと分析しています。
弊社neko punchのTikTokアカウント
neko punchのフォロワー数の推移。アカウントに動画が一定数貯まってから、視聴にブーストが掛かったことが見て取れる
まとめ
縦型ショート動画は、いまや 「アルゴリズム・ブランド・コミュニティ=ABCを育てる」 時代に入りました。
- A -アルゴリズムは、攻略するのではなく育てる
- B – ブランドでは、本当に解決したい課題と訴求したい内容を研ぎ澄ます
- C – コミュニティでは、伝え方のPDCAをまわす
広告とオーガニックを両輪で回し、プラットフォームの中でアカウントそのものを「資産」として育てていく。この戦略的視点こそが、これからの縦型動画運用の成果を大きく左右するのです。
宣伝会議「ショート動画・縦型動画プランニング養成講座」
本記事で解説いたしました「ABCフレームワーク」や具体的なプランニング手法につきましては、私が講師を務める宣伝会議「ショート動画・縦型動画プランニング力養成講座」にて、さらに実践的に学ぶことが可能です。興味をお持ちの方は、ぜひご参加ください。お待ちしています!
<講座概要>
開講日:2025年9月22日(月) 19:00~21:00
講義回数:6回
開催形式:教室(表参道)とオンラインを各回自由選択できるハイブリッド開催
定員:20名
詳細・お申込:こちらから



