広報、マーケティングなどコミュニケーションビジネスの世界には多様な「専門の仕事」があります。専門職としてのキャリアを積もうとした場合、自分なりのキャリアプランも必要とされます。現在、地方自治体のなかで広報職として活躍する人たちは、どのように自分のスキル形成について考えているのでしょうか。本コラムではリレー形式で、自身の考えをお話いただきます。愛媛県内子町の山田史郎さんからの紹介で、今回登場するのは、愛知県東浦町の伊藤大輔さんです。
Q1:現在の仕事内容について教えてください。
愛知県東浦町は名古屋市中心部から約20kmに位置し、JR名古屋駅には電車で最短24分、中部国際空港セントレアには車を利用し20分ほどで行けるなど、交通の利便性に恵まれたまちです。歴史的には、徳川家康の生母・於大の方の生誕地として知られ、町内にはゆかりの史跡や伝統文化が残されています。都市近郊の快適さと歴史文化の魅力を併せ持つ、住みよさと誇りを感じられる地域です。
現在、所属している政策企画部政策課は本年4月の機構改革に伴い、政策、秘書、広報広聴を所管する課として新たに立ち上がりました。総合計画の推進を始めとした政策企画業務、町長の公務管理を行う秘書用務、町広報紙の発行や、報道、広聴業務などを所管しています。守備範囲の広い部署の中で広報広聴係の監督職として業務を行っています。
Q2:貴組織における広報部門が管轄する仕事の領域について教えてください。
広報広聴係の業務としては町広報紙の作成のほか、町の行事の取材、町公式ホームページ及びSNS(LINE、Xなど)の管理などの広報業務、報道発表や、町長定例記者説明などの報道業務、町長へ直接意見や要望を届けることが出来る「町長への手紙」事業などの広聴業務を所管しています。
Q3:ご自身が大事にしている「自治体広報における実践の哲学」をお聞かせください。
私も含めた本町の広報担当が大切にしていることを紹介させてください。