名糖産業は、9月1日付で商号を「meito(メイトー)」に変更。それに伴い、俳優の武井咲を起用したプロモーションを開始した。
同社は1945年に家庭用医薬品を製造する「富士製薬」として創業し、1951年にチョコレートやキャンディの製造を開始、1953年に「名糖産業」に商号変更。その後、国内外で事業を展開してきた。
2025年2月に創立80周年を迎えたことを機に、多角化した同社グループの存在意義を改めて見つめ直し、長年親しまれてきたブランド「meito」と商号を統一することで、国内外での発信力を高め、ブランド認知と企業価値の向上を図ることを目指している。
9月1日、読売新聞・中日新聞・中部経済新聞に「m」の扉の前で決意を秘めた表情で佇む武井さんのビジュアルを採用した新聞広告を掲載。meitoのパーパス「おいしさ・たのしさ・健康を届ける」を印象的に伝え、meitoという会社が読者に強く残るクリエイティブを意識したという。
さらに商号変更にあわせ、パーパス「カラダもココロも豊かで楽しい毎日に」を策定。この想いは、テレビCMや各種企業コミュニケーションを通じて、タグライン「カラダと、ココロと、meito」として発信していく予定だ。
パーパス策定の狙いについて、meito 営業部 販売戦略課 課長 桑名秀明氏は次のように説明する。
「80周年を機に、自分たちのやりたいことや進むべき方向を改めて整理・明確化し、社員全員が同じ目標を共有することで会社の社会的責任を自覚し、仕事の意義を再認識してもらう──。こうした狙いのもと、会社の存在意義を改めて見つめ直すためにパーパスを策定した。そこで各本部・事業部からメンバーを集めて構成されたプロジェクトメンバーを中心に定期的に議論を進め、最終的には全社員で協議を重ねたうえ、パーパスを策定した」。
