サッポロビールは9月17日から、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の著者・荒木飛呂彦氏とのコラボによる「ヱビスビール」缶を数量限定で発売する。パッケージデザインには、荒木氏が描き下ろした「美人画」を採用。今回は第2弾で、今年2月の第1弾はSNSでトレンド入りするほど注目され、その人気がブランド全体の新規顧客率60%という結果につながった。あわせて東京と大阪で、この「美人画」を展示する企画展も開催されている。
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現代的な強さ感じさせる「洋装」テーマに
今回、荒木飛呂彦氏が描き下ろしたデザイン缶は、美人画「ムーンライトロケット」と「バードウォッチング」の2種類。女性像を缶の正面に大きく配し、背景は描かず衣装の模様を場面に見立てる構図を用いた。第1弾が「和装」をモチーフにしていたのに対し、今回は「洋装」をテーマとし、現代的な造形で時代の変化を反映している。
荒木氏は「伝統と革新というテーマをいただき、その両立を意識した」と語り、アルミ缶特有の金属の反射を作品に取り込んだと説明する。特に重視したのは「時間」の表現で、「永遠の一瞬」を切り取ることを意識した。いずれの女性像もショートヘアで統一され、柔和さよりも現代的な強さを感じさせる姿を描いている
