タイポグラフィで恋模様を演出した「恋するタイポ展」 空間づくりの裏側に迫る

パルコは9月5日から10月13日まで、PARCO FACTORY(池袋PARCO本館7階)にて「恋するタイポ展」を開催中。恋にまつわる共感性の高い言葉を、近年注目度も高いタイポグラフィの作品にして展示空間を創出している。

「恋するタイポ展」キービジュアル

「恋するタイポ展」キービジュアル

若手クリエイターがタイポユニット結成

本企画を手がけたのは、大阪を拠点に活動する「アシタノシカク」。過去にもタイポグラフィ作品に特化したイベントなどの反響が大きかったこと、同社の若手デザイナー2人の参加が決まっていたことや女性の推し活文化が根付く池袋という立地を踏まえ、“恋愛あるある”と“タイポグラフィ”を掛け合わせた「恋するタイポ展」を構想したと代表の大垣ガクさんは振り返る。

同社デザイナーのモトバチヒロさん、ヨドカワ愛奈さんは本展のためにタイポデザインユニット「もっと、愛TYPO。」を結成し制作を進めた。「時間はタイトでしたが、自由度が高かったので自分たちが楽しい、かわいいと感じる部分を存分に盛り込むことができ、とても充実していました」(ヨドカワさん)。

写真 人物 アシタノシカクのモトバチヒロとヨドカワ愛奈によるタイポデザインユニット「もっと、愛TYPO。」。

アシタノシカクのモトバチヒロとヨドカワ愛奈によるタイポデザインユニット「もっと、愛TYPO。」。

展示に向け、アシタノシカクの他メンバーにもアンケートを取りながら、200個近い恋に関する言葉やフレーズを収集し、タイポグラフィを制作。ラフを描き、デザインソフトで形にする作業を連日続け、恋愛ジャンルだけでも約50の作品を仕上げたという。

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